NEW WINE


まだ幼かった頃の思い出。
宿題の読書感想文を書く為に、大して興味を抱いたわけでもない児童文学を読んでいました。
眠気と戦いながらぼんやり文字の羅列を追っていったとき、ふと目に入った『ぶどう酒』という言葉。
当然のごとくこれまで口にしたことの無かった、その『果物の名を冠した液体』に強烈な引力を感じたことを、
今でもたっぷりの高揚感ととともに思い出すことが出来ます。
子供ながらに少しの背徳感すら覚えるその知的欲求を。
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『ぶどう酒』を主人公がぐびぐび。時にはちびちびと口に運ぶ様子を頭の中で描きながら、
「大人になったら『ぶどう酒』を飲もう!」と考えに耽ったものです。
ここまで読んでくださった懸命な読者の方ならもうお分かりかと思いますが、
今回のFREEMANS SPORTING CLUB(以下FSC)- TOKYO RESTAURANT の BLOG のテーマは「ワイン」です。
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3月をめどに大幅なドリンクメニューの刷新を目論むFSC – TOKYO RESTAURANT Bar Teamより福井が、
新しくリストに入れる予定のワインの中でも選りすぐりの数本をご紹介致します。
まずは1本目。
【FRV 100 Rose】
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フランスのブルゴーニュ地方、
ボジョレー地区(11月頃に巷で話題になる新酒でお祭り騒ぎで御馴染み)にある
シャルネー村にある《ドメーヌドテールドレー》のスパークリングワインのご紹介です。
『黄金色の土壌』と名付けられた南ボジョレーの雄が作り上げるワインはどれも果実本来のフレッシュさを残しながらも、且つバランスよくタンニンも楽しむことができます。
その名の通り黄金色の石灰質土壌が育む葡萄は従来のボジョレー地区でよく見られる《セミ・マセラシオン・カルボニック》ではなく、
除梗し、ブルゴーニュトラディショナルな醸造方法を用いてワインへと変貌を遂げて行きます。
この個性的でストイックなドメーヌから【FRV 100 Rose】というスパークリングワインをご用意致しました。
ボジョレー地区が誇る伝統的な品種 ガメイ をベースに作られたこの華やかなピンク色のスパークリングワインのアルコール度数は7.5パーセントと大変飲みやすい仕上がりになっています。
飲みやすいアルコール感を裏腹に味わいはジューシーそのもの。
親しみやすく飲みやすい赤いベリー系の果実を思わせるその心地よい甘さがきっとあなたを虜にすることでしょう。
食前酒や食後のデザートワインにぴったりのこのワインを従来のようにボトル売りしかしないのはもったいない、、、ということで。
「グラスでもご提供させていただきます。」
「グラスでもご提供させていただきます。」
「グラスでもご提供させていただきます。」
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大切なことなので3回書かせていただきました。
乾杯のお供に是非ご賞味いただければ後悔はさせません。
続いてはカリフォルニアのサンタバーバラにある、
【Lo-Fi・Wines】の、カベルネフラン、シュナンブランと赤白1本ずつのご紹介です。
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どうですか?このルックス。
このクールなルックスで作り上げるワインはオーガニック、、
正直仲良くなれる気しかしません。
【Lo-Fi・Wines】の特徴はとにかく自然な醸造とローカル感に尽きると思います。
天然酵母の使用、開放木樽、SO2もごく少数のみの使用、全房発酵、手摘み。
所謂自然なワインのイメージに沿ったごく全うな作り方で彼らはワインを生み出しています。
以下は【Lo-Fi・Wines】のインポートをしてくださっている会社さんのページよりの抜粋となります。
オーガニックワインは除草剤や殺虫剤を使用しないブドウから造られています。
人の手によるブドウの収穫、そして、ワインになる工程において人工的に醸造が進められてゆきます。
しかし、バイオダイナミック農法のワインを造ることは大変難しく、これに関わる人は本当に少数です。
単にワインを造るだけではなく生物が活性するシステムを応用してブドウ畑の治療や動物の生態や、
土壌の微生物に至るまで微細に関係してきます。
健康で健全なブドウの収穫には除草剤や殺虫剤はなるべく使わない方が良いに決まっていますが、
ブドウの安定的な収穫を得る事は大変難しく想像を絶する苦労が伴います。
自然なワインは、無栄養素のブドウ畑、そして天然の酵母、添加剤不使用。
従来と違ったワインの味を均一にするための糖、酸、防腐剤として使用される硫黄等全く使用しない本来の有機またはバイオダイナミックと呼ばれるワインです。
私たちは日々口にしている食品の内容を正確に把握したいのと同じように、私たちは“正確”に知りたいのです。
今までのワインとこの自然なワインは大きく違います。まず飲んで感じましょう。
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ロワールで伝統的によく作られているシュナンブラン(白ワイン)は収穫は手摘みで行われ、
ソフトに搾汁しSO2を入れず48時間天然酵母で発酵させ、完全にマロラクティック。
一次発酵完了後にアンフォラと木樽で熟成。壜詰め前に41ppmのSO2を加え、濾過せず壜詰め。
カベルネフラン(赤ワイン)はというと有機栽培の手摘み。
タンクに入れ二酸化炭素を注入、天然酵母で14日間発酵させたワインはその後バレルに移し熟成。
壜詰め前に40ppmのSO2を2回入れ、濾過せずに壜詰。
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【Lo-Fi・Wines】設立者のマイクは「ワインは、人生と音楽のようなもの」と語っています。
自分はまだ人生を何かと結び付けて語れるほど生きてはいないので、
大層なことを申し上げることは出来ませんが、一つだけわかることがあります。
FSC – TOKYO RESTAURANT に来ればワインと音楽を楽しめるということです。
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是非ワインと音楽を楽しみに FSC – TOKYO RESTAURANT へお越しくださいませ。
グランドメニューの変更はまだ少し先ですが、
お声掛けいただければ今回ご紹介のワインはもうご用意できます。
さて次回は同じくBar Teamよりバーテンダー福永がカクテルのご紹介で筆を執る予定となっておりますので、そちらもお楽しみに。
お読みいただきありがとうございました。
Text  By HIDEAKI FUKUI