あご髭を生やした男達の贈り物


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バルバドスという国の名前をご存知でしょうか。

あまり聞き慣れない名前なので、余程の事が無い限り分からないのではないでしょうか。

北アメリカと南アメリカとのちょうど真ん中に位置する西インド諸島の最東端にある、人口256,000人の島国、これがバルバドスです。

1511年に、初めてこの島を発見したポルトガル人が「Isla de Los Barbados=あご髭を生やした男の島」と言ったことがこの国の名前の由来になっているとか。

このバルバドス島を含む、カリブ海に浮かぶ島々(アンティグア、ネービス、ジャマイカ、ベリーズ)の5つの地域のみでしか栽培が難しいとされるのが、コットンの中でも最上質と位置づけされている、ご存知 “シーアイランドコットン”です。

バルバドスは、島全体が火山活動により地殻変動が起こり、サンゴ礁が海面から隆起し、長い時間を掛けて石灰岩質となったものから構成されているので、シーアイランドコットンを栽培するにあたっての水捌けなど、大変適した栽培条件にあります。

世界のコットンの総生産量の“10万分の1”という、極めて限られた生産量のシーアイランドコットンは、1932年に英国農務省により設立された西インド諸島海島綿協会 WISICA(West Indian Sea Island Cotton Association)の厳しい管理の下、世界唯一の産地として今でも大切に栽培されています。

平均繊維長が約35mm以上の綿花を指す超長綿の中でも、シルクの様な光沢感とカシミアの様な柔らかさは、多くの人々を虜にし、『肌に触れる物は全てシーアイランドコットンで。』という愛用者もいるくらい。又、意外なことに、シーアイランドコットンは耐久性にも抜群に優れ、パラシュートやハンモックなどの実用的な素材にも使用される優れた一面もあります。

最近の研究では、A.C.800年頃に興ったナスカ文化では、シーアイランドコットンの原生種が栽培されていたようで、川の上流で栽培を行い、漁で使う網を作って、海辺の村との物々交換を行っていたことも分かり始めています。

近年のバルバドス島では、その美しい景観から、リゾート地としても注目されていて、その観光客に大変人気なのが、17世紀よりコットンやタバコと共に栽培されているサトウキビを使ったラム酒です。

一説によると、ここバルバドス島がラム酒の発祥の地とも言われており、カリブ海の太陽と風をたっぷりと浴びて育ったサトウキビから作られたラム酒は、日本でも人気が出ています。

今日みたいな暑さの日には、ハンモックを引っ張り出してきて、ラム酒片手にカリブ海の気分を味わいたいものです。
もちろん、こんがり焼けた素肌に最上質のコットンで作ったシャツを羽織ることはお忘れなく。

文中で紹介しましたシーアイランドコットンのファブリックは、
FREEMANS SPORTING CLUB-GINZA SIX店限定となっております。
David & John AndersonのBarbados産のシーアイランドコットン100%の生地を使用して、オーダーシャツ お仕立て価格 47,520円、48,600円となります。(オプションは別途有料)
常時取り扱いしておりますので、是非ご利用下さいませ。

TEXT BY KAZUMA KAKIMOTO

お問い合わせ先:
FREEMANS SPORTING CLUB – GINZA SIX 03-6263-9924