待ち遠しい時間・・・。


三寒四温、続々と届く春の便りに、
桜の花を待ち遠しく、和らぐ寒さを寂しく感じる季節。

今年の冬は、雪に悩まされた各地、より春の訪れが待ち遠しい。

そろそろ、春に向けての準備を始めてもいいかも・・・。

さて、今年はどんなスーツを作ろうか?

ここ数シーズン、スーツ業界でトレンドワードにあがっているのが、“ブークレ”と“ソラーロ”。

ブークレは、生地表面に膨らみ感のある糸のループが出来ていて、表情豊かな生地に仕上がっている、一方、ソラーロは縦糸と横糸の色を変えることで生地表面の色が独特に変化する生地に仕上がっている。

と、まあ、どちらも生地の名称なのだが、この2つの生地をバンチブック(生地コレクション)を見ても、既製品売り場のスーツを見ても、目にする機会が非常に増えた。

特に、ソラーロはテーラーの中ではスマッシュヒットを続けている生地のひとつで、シーズン終わりの頃になるとほぼ完売という状況が続いている。

まだまだ堅調な兆しのあるこのソラーロで、今シーズンは仕立ててみるのをお勧めしたい。

ソラーロ ボディ着せつけ

Solaro”ソラーロは、イタリア語で『太陽の』の意味があり、英語で“Sun Cloth”サンクロスと呼ばれているようで、もともとは、厳しい太陽の光を反射させて、涼しく快適に着られる機能性のある生地として誕生している。

イギリスの”Smith Woollens“スミス ウールンズ(日本ではスミス ウーレンとして通っている)社が作った生地で、ソラーロの名前を商標登録しているので、実際にはソラーロと言ったらスミス ウールンズのオリジナルソラーロを指すことになるのだが、現在では、雑誌を含め多くの場合、縦糸と横糸の混色生地、玉虫効果のある生地全体をソラーロと指すことが多くなってきている。

オリジナル ソラーロ

こちらが、スミス ウールンズのオリジナルソラーロの生地。
ご覧の通りオリジナルの風格があり、しっかりした打ち込みが特徴。ヘリンボーンの方が着用した際の玉虫効果は良さそうだが、ここは好みに任せたい。

ソラーロの生地で作りたいなら、先ず検討して欲しい。やはりオリジナルの持つ存在感は、他のソラーロには決して真似出来ないことを伝えておきたい。

高温多湿の日本の夏にはやや不向きではあるが、355gmsのしっかりしたウェイトで1年を通して愉しめるのがまたいい。
FREEMANS SPORTING CLUBではオーダー開始当初からシグネチャーファブリックとして、このオリジナルソラーロをプッシュし続けているので、是非ここは抑えておきたいところだ。

ソラーロ ウィリアム

英国の”William Halstead“ウィリアム ハルステッド製のソラーロは、330gmsとやや軽めの仕上がり。
英国ならではのしっかりした生地感はあるが、オリジナルに比べると打ち込みは甘めで柔らかいタッチが特徴。

価格がスミス ウールンズより小慣れているのと、夏の着用を考えるなら少しでも軽いこちらを選ばれてはいかがだろうか。
見た目の玉虫効果は、オリジナルに決して引けを取らないので、ご心配なく。

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イタリアの”Vitale Barberis Canonico“通称カノニコのソラーロとなると、ぐっと艶っぽさが出てくる。
10%シルクをブレンドした生地は光沢に富み、玉虫効果をより引き出してくれる。ウェイトは250gmsと軽い仕上がりに。

特に魅力的なのが、10色展開とバリエーションが豊富で、縦横の色の組み合わせも実にイタリアらしい。
また、ネイビーベースのソラーロはビジネスシーンでも十分に使用出来るので、是非お試し頂きたい。

と、この他にも最近では、各マーチャントがソラーロの生地を打ち出しているので、色々比べてみるのも面白いと思う。

さらに、今月、2月23日よりFREEMANS SPORTING CLUB 3店舗で、パターンオーダースーツフェアが開催予定なので、併せてお伝えしておきたい。

今回お勧めしたソラーロ3種類を含む、全生地コレクションが期間中20%OFFと、大変お買い得な内容となっている。

スーツの他にも、ジャケット、パンツ、ベストの単品での注文も可能で、オン、オフ幅広いシーンに合わせてのオーダーが出来るのも魅力的だ。

出来上がりまでの時間を考えると、是非この機会にオーダーしておくのをお勧めする。
春の訪れと共に、取っておきの一着が出来上がってくると思うと、なんとも待ち遠しい・・・。

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TEXT BY KAZUMA KAKIMOTO